zzai2011-05-15

いわき〜仙台へ被災地ツアーじゃなくて仕事。いわきは相変わらず余震が多くて体感するものでも一日に2回くらいは発生している。放射線被害ばかりがクローズアップされているけれど地盤の暴れっぷりは局所的に相当なものでぼこぼこの場所も多い。震度5とか6弱はまあ測定地点がそうであったというだけで実際は爆発的に揺れた地点はあったんだろうなあと思う。。ちょっと夜飲んでみたけど、本来小名浜の海産物が名産なんだろうが漁が再開していないので地物はなくて、あちこちからなんとか集めた食材になっております。福島第一の海洋汚染が重篤なうえに津波被害も大きかった訳で、この後どうなるのかは全く未知数だけど、誰でも予想出来る通り再開はしても販売を戻すのは当面は無理だろうから海洋利用は違う方向を考えたほうがいいかもしれない。しかしこれからいわき市は地区として重要で、福島第一原発収束はこれから長い期間がかかるけれど至近の低被爆地区としてこれからも前線基地としても運用が有効で、各種の情報発信能力と放射線値モニタリングの徹底、宿泊施設の拡充なんかはする価値が大きい。もともと2次産業も結構有力な地域なので経済的には多少の伸び代はあるんじゃなかろうか?どっちにしても復興と自然エネルギーへの転換はセットで行われなくてはならない。
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仙台へ向かう途中のPAでボランティア募集のインフォメーションボードとか見ていてちょっと担当の人とお話。ボランティアじゃないけど帽子とかバッチとかもらった。まあ一応復興支援だしボランティアばりの低価格での作業になるんだろうから、まあいいしょ。石巻では1000人近くの人員募集。継続的な支援が必要な状況みたいなので多くの人が楽しみながら出来るといい、使命感に燃えると続かないんではないですかね、とはいってもあの景色を見れば今までの全ての人生観は吹っ飛ぶんだけどさ。仙台は津波被害のないところは復興が進んできていて、工事自体も進みつつあるっている状況かな?皆いつものペースに早く戻りたがっていて生活のリズムを戻したがっている。津波被災地の方は完全破壊だからライフラインもインフラもまだまだで年単位の時間が必要って感じかな?どっちにしてもオレ的にもあと2ヶ月くらいは復興仕事から手が離せない状況になっていて個人でも動きたいことはあるのだがそれは次のステージだっていう気がする。
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aera の写真集が結構凄かったので書店へ、写真の本をつらつら眺めていたら春木麻衣子サンとか下園詠子サンとかがなかなかいい。特に春木サンはオレ的に求めてるものに近い。女性写真家は結構面白い人多いなあ。男はなんかダメだ、社会性が変な方向でにじみ出る。
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復興を妨げているのは原発なんだけど、結局多くの人が気づいていたように震度5程度の地震で配管が破断し急激に水位が低下し絵に描いたようなメルトダウンが発生して震災翌朝には完了していた訳だ(壱号機は)。電力が失われなくても多分駄目だったという印象。追いかけるように2号機。3号機は小規模な核爆発を伴ってメルトダウン。燃料棒の多くは海へ漏出もしくは今現在も建家基礎を抜けて地殻へ向かって沈降中なのかな?普通に想定して全体の放出量はチェルノブイリの数倍。地上でも相当なレベルで降り積もっている感じみたいだから宮城・福島・茨木・栃木・千葉・都内沿岸部あたりは結構なボリュームになっていたのが実際の所だろうな。初動に失敗して放射能の封じ込めには明らかに失敗し、どの程度のリスクがあるのかも明確にアナウンスされていない。初期の高排出時期の対応はほぼ失敗。しかし放射線被害は基本的に確立の問題で、一人当たり2億払ったとして30000人でも6兆円、1億でも3兆円、仮に福島市東部を対象に入れると15万人近くで30兆!全体の枠組みの崩壊よりも放射線被害の発生の対応を選んだのはそれなりに合理性もあるし実務的といえるかもね。哀しいかな自分の身は自分で守るしか無いのだよ。現在の測定結果の想定でも遠隔地にホットスポットは出来ていないみたいだけど、とりあえず今気をつけなければならないのは、関連県下の採取したキノコとか牛乳、露地物の野菜は食べてはダメ。チェルのでは子供の甲状腺癌はコレに由来するものが多いと言われている。これは風評被害ではない東電放射線被害なのだ。さらにあと半年もすれば他国も巻き込んだ太平洋広域で海産物危機が訪れる。場合によっては世界的な食糧危機の発生も予想される。いわきを除く福島浜通り中通りは大規模疎開を検討すべきで北海道あたりに第2福島県を構築すべきだ。それと鯨はタンパク源として普通に食べるべきものである。
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まあただちに影響もないのは事実だから地獄の門はは3〜5年後に開き、10年後からは終わることのない地獄巡りって所か・・・。成人男子は余り関係ないけど精神障害と心臓疾患の比率の拡大、子供と女性は日本全体でも貴重な存在になるかもしれない。健康保険は膨れ上がって完全に破錠、世界経済も米国の基軸通貨が機能せず危機的状況に陥るのかな?その頃には福島第一は収束しているのかな?尤もその前にもんじゅ危機を乗り越えられればの但し書き付き。ウクライナは今20〜25歳の極端に少ない人口構成比が発生している。仮に日本の経済力が半分くらいになっていたとして、経済伸長の為には人員と汚染されていない土地の確保が必要になるだろう。戦後80年にして再び形を変えた侵略戦争の危機が訪れるのだ。もっとも勝手に攻めて来るかもしれんが・・・。放射能除去と自然エネルギーの技術開発にブレイクスルーがあるかどうかが最大の危機回避要素だ。