いやいや福島は余談を許さないし、支援物資がうまくまわっていない部分もあって限界状況にいる方もいるものの電気の供給が始まって何となく小休止か・・・。しかし今度は東海と内陸に向かっている感じもあるから恐ろしい事だ。。。頭くらくらする。今回の震災はまさしく未曽有の事態であった訳なんだが。ぎりぎりの状況でいろいろ見えてくるものは多かった。
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日本人の宗教観というか生死観みたいなものは独特のものだと思うのだが、やはりこの圧倒的な自然災害と日常的に付き合っている感覚が大きいのかと思えるなあ。。。アミニズムベースの日常崇拝みたいな感じ。。そこでは人を救うのはやっぱり人なのだ。
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何と言っても停電が首都圏に及んだ事で周辺が首都圏を支えている構図が明白になって、あの高度社会が結構貧弱なインフラでしか支えられていない事を身を持って体験した人が多数発生した事。地方からの首都圏制圧が可能であると明らかにしたことだ。
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原発は全く余談を許さないのだけれど、世界的にも原発の展開には見直し機運が高まるのは間違いない。いろいろ言われつつもあの地震津波で、外部電源喪失でむりやり押さえ込んでいる現場スタッフの仕事は一部を除けば素晴らしいのと強靭な建築構造はそれなりに評価は出来ると思う。あえて上部を緩めに作ってあるのが凄い。はっきりって導入が進む他の途上国だったらと思うと崩壊は早かったと思う。寧ろ多くの人が気づいているように東電の官僚組織のおぞましさにこそ問題が多い。現地スタッフの貧弱さ、決断の遅さ、記者会見は「テメーはひっこんでろ」って言われてよかった、さらに計画停電の見え見えのプロダクトアウトっぷりは、経済運営自体にも影響を与える無知さで最悪だ。停電なんてこの状況で誰も気にしないのに、やり方が不味すぎる。これは事後はそうとう手がはいりそうだが・・・。
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ちなみにマスコミのあほっぷりもたっぷり見せてくれているんだけど、ネットとの情報格差がかなりついた感じがする。ちなみに記者クラブの大口スポンサーは東電関連だそうだけどね。ネットはネットでネガティブ情報も相当数出回っていて混乱しているのは間違いない。しかし放射能物質が飛散し始めているのは確実なのは間違いない、最初の雨に最大注意。肌の露出を極力避けて外出は控えるべきだ・・・でも40代は甲状腺癌の発生率は変動しないみたいだしやっぱ仕事行くんだろうな・・・。日本人だわ〜。まあもう腹は決まってて経済崩壊したら仙台の復興にまわろう。未来を見てるほうが少しはいいもんね。