特捜最前線なんであります。長坂秀佳は今も2時間ドラマなんかではよく登場してますが、やはりこの特捜最前線時代が白眉です。人間描写というか都会描写というか、救えないけれど日々生きてゆく、善であり悪であり、強くあり弱くある、結構重い話が多いドラマだったんだけれど、オレはそういうのが昔から好きだったって事です。キャスト陣もこの大滝秀治はじめ、二谷英明誠直也藤岡弘、先日他界した夏夕介。。。横光克彦とか本郷功次郎もよかったなあ・・・。なんつっても皆設定で抱えてるものが重い人生なのだ。。。。大滝秀治はアドリブだかなんだか自分でも分からないという入れ込んだ演技だった様ですが、確かにこの拳銃を構えるシーンは素晴らしいです。地味だけれど見ていると引き込まれるというTV向けの作りだったとも言える、でもこのメンバーと長坂脚本がやはり最高。なんつっても刑事っぽい男臭さがあって名前呼び捨てだし、無意味に叫ばない。昨今の若手俳優なんかは体鍛えて黒帯くらい取ってから刑事ドラマ出て欲しいもんです。。
ところでこの動画の最後にエンディングテーマがかぶって入るわけなんだけどこういう演出もなかなか気が効いてて、いい。このチリアーノの曲は刑事ドラマで最大の名曲だとオレは思っていて、この哀愁のあるイントロと救いの無いドラマのエンディングがなんとも人生の無常を感じさせるんだよなあ。。。歌詞自体は単語が前に出てくる印象でストーリーというよりコピーライトみたいな表現かなとも思うけれど・・。まあそれもいいんじゃないかな?という訳でチリアーノじゃないけれどルナケンゾーのバージョンで・・ちなみにオリジナルも変調とか入っていて又良さもあるのでリンクで聞いてみてね。

とまあYouTube見てたら懐かしかったんで書き込んでみました。