映画みて

ようやく年度末も終わって普通に休み。高崎
映画祭はとりあえず四本見てみた。
都会のアリス」今やほとんど幻レベルのヴ
ェンダースの最初のロードムービー。とりあ
えず、見れただけでもよしとしたいですな。
後味がいいんだよね。
カポーティ」結構引き込まれる。死刑が結
末にあるというのはDancer in the Dark
deadman walkingもそうだけれどちょっと反
則な様な気もするけれど・・・。
霧の中の風景」今回一番考えさせられたの
は違いないが傑作と言う評価は違う気がする。
音楽でいえばECM的というか、画的には素晴
らしいものも多くて写真作品としても成り立
つくらいなんだけど、とにかく圧倒的に暗く
て死臭が漂う。露出的にもややアンダーな感
じで通していて、太陽が出ていないので
重い!でもって結構観念的な部分をイメージ
に持たせてるのでいちいち考える感じになる
。これに関しては逆にDVDみたいな見方の方
が理解し易いかもしれない。写真的な意味付
けを映画でやっちゃったという印象で、そう
いう意味では参考にはなってたりするのだけ
ど・・・
「にっぽん昆虫記」今も昔も変わらない日本
人の本質。。それにしてもたかだか60年前
の日本。リアリズムに徹すればこそ資料的価
値もやたら高い。モノクロいいす。
あ〜平日もバリバリ見たい!
なんにしても大きいスクリーンで集中を高め
て作品を見る事が出来る機会があるのはとて
も良い事なのは間違いない。DVD等で見るモ
ノとは印象も違うし、なにしろスクリーンで
見るのが作者側の前提なのだ。特に旧作につ
いては2番館がほとんどなくなってしまった
今となってはこういった映画祭の存在意義は
大きいと思うなー。ちなみに高崎にはNPO
50人くらいの小さな映画館も運営されてるん
だけれど、すごく居心地いいな〜。こういう
文化的活動にこそ行政の支援は必要な時代な
んでしょうな。
待ち合わせ時間に町を歩いてみたら雷舞フェ
スティバルという事でよさこいのイベントな
どしてたり、桜も八分目でさくらまつり等も
やっていたりするのだ。
一応桜なんぞも合わせてちょっとスナップ。
霧の中の風景」の影響でなんだか死臭の感
じる画になってる様な気が・・・
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黄砂が流れてきて、どんよりした日差し。