告別式

親戚が鬼籍にはいった為、葬儀へ出席。新幹線と在来線を乗り継いで
趣がありすぎな過疎の駅、車社会が根付いて駅舎は使う人も減るしか
ないというほんと田舎で何も無い場所なんだけれど、でまあいろいろ
あって昔ながらの組内の色合いを残す自宅葬なのだ。
荒い波の音を遠くに聞きながら、抜けのいい青い空と気持ちのいい風
になんだか癒される。住んでるには大変だけど、たまに来ると何も無
い心地よさ。伝わるかどうか解らない写真を何枚か撮る、でもここで
撮った写真は毎回結構いいものが出来てたりする。やはり気持ちにゆ
とりがあるのかもしれない。
それはそうとして葬儀は自宅なのだから正座なんだけど、ふと気付く
と正座する機会というのは今はほんとなくなってしまっていて、きつ
いのなんの・・・田舎だから人も多いし・・いやはや。昔ながらの風
習も面白くて念仏を唱えて数珠のでかいのをまわしたり、行列で歩い
たりする。龍の頭のついた杖みたいなものや結界も独特、興味深いね。
尤も今は葬儀屋も入って、仏式の一般的な部分とが混在している感じ
になっていて独自の儀礼も風前の灯ではある。以前15年程前に葬儀
に出た時には完全に組内葬儀でカルチャーショックだったりはしたが
ほんの15年で様変わりしてきたっていう事か。