被写体となるべきイベントはもう少々時間がかかるみた
いなので、下調べ・・・やはり情報が少ない。本体が分
からない。はやりものだと思うのだけれど、そうとう変
質してるんだろうな。絶滅危惧種なのね。うーん
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クライマーズハイ」をDVDで鑑賞。岸部一徳の演技が
なかなか秀逸。映像的にはときどきあざとい感じもした
けれど、映像感覚は悪くないなと思うのだ。大友良英
音楽も変な自己主張を感じなくて良かった、この人の場
合はいつもそうみたいだけど。サインホナムチラックの
声は最高ですね。
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さらに「疾走」bySABUを見る。やはり演出能力は高い
なあ・・・。原作が原作だけに真っ正面からといった所
か。こちらも演技者が全般に良くて感心しきり。確かに
魂打たれます。作品的にも多くの事を考えさせられるモ
ノで、そして実際に我々のすぐそばにあるモノでもある。
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W杯はやはりほんのちょっとした部分なのだろうけれど
巨大な壁がある。今回いろいろな評論やらなにやらを目
にしたのだけれど、その中でオランダにコーチング留学
をした何人かの話が面白かった。サッカーとははたして
何なのか?と言う理解は底辺から積み上げてゆかなくて
はいけないものなのだ。日本はほんとうにまだ始まった
ばかりであって、技術については器用で勤勉な日本人は
確かに習得が早かった、しかしこの先は体にしみついた
戦術理解や日本人としてのサッカーに対する理解度が問
われるステージに入らなくてはならないのだ。
そういう意味ではヒディングというのは素晴らしい教師
であったと理解するべきだろう、又クラニチェルはこれ
またよい反面教師であった。戦術や戦略がこれほど注目
を浴びるというのは今後の日本にとってとてもよいW杯
であった。マスコミ報道は野球的なヒーローを仕立て上
げる報道が多かったけれど、結局それは何も分かってな
かったという事をさらけ出した。一番面白い部分を分か
ってなかったんだから・・・。
ヨーロッパで学んだ選手や指導者が選手を育ててゆく環
境が発生してようやくスタートなのだ。その時には部活
とユースでは巨大な差が現れるのではないだろうか?
やっぱり100年構想というのは、ほんとにそうなのだ。