いやいや

京都日帰りは疲れまくり〜。
しかし杉本博司をして「死ぬほど美しかった」と
いわせた三十三間堂を何とか見る事が出来た。
なぜ見た事なかったのかよくわからないのだけれ
ど、過去に見た事と今の自分の見たものとは確か
に違いはある事が多い。経験値も上がっているの
だろうし、ああいう宗教観のあるものはその時の
自分との対話が発生するから、それはそれでいい。

千体の千手観音を本当に作るというのは、馬鹿馬
鹿しくも感動的に迫力があるのは確かで、壮観な
モノがあるなー。二十八部衆の造形の確かさも素
晴しい。国宝と呼ぶに相応しいですな。百回見て
も飽きないという、でも観光的にちょっこっと見
てても本来の良さというのは見えにくいんだろう
な。何時間も対話していたいと思わせる良さでし
た。それにしてもここのご本尊はほんとうにいい
顔してて対面で座って時間を過ごしたい気持ちが
芽生えてきました。

肝心の京都のスナップは折からの雨と荷物が重く
てまるでモノにならず・・。でもこういう街は撮
るの難しいわ。意外に作られた感があって、見え
てこないものが多すぎる。

メインの結婚式はまあそれなりという感じだった
けど、引き出物は白磁のご飯茶碗かな?白磁の良
さというのを感じました。モダンでいて日本的な
カオスが混在している。焼き物はまるで詳しくな
いけれど、白磁というのはいいですな。
でもまあ久々の長距離でまずまず面白い旅行であ
りました。日本の景色は均質化してる感じがした。
日帰りでも十分楽しめる。今度は夜行でも使って、
プチ旅行でもやっかな!