■

以前より少しは早く帰れる状態になってたりするので、帰りに映画見てみた。他界した市川準の遺作「buy a suits」正直オレ的には傑作の部類なんだけど・・・。この監督もっと早く見てれば良かったす、CMではさんざん誰でも見ている人でもあるけれど・・・。映像はデジタルだとは思うんだけれど、鬼のようなパンフォーカスでリアル過ぎる光の扱いと不自然にありえない質感の無い解像度。露出はほぼ全面測光風のストレートに出た目露出というか・・・。昔で言えば失敗露出的な映像多数。尤もオレの目も最近あてにならないから、そういう風に見えている人もいるかもしれないけれど・・。時に雑踏の音は主人公の言葉さえ消す。役者の演技も素晴しくて、内容も含めてぞっとする程リアルだと・・・思う。都会で生きるって事に某かの思いをもった事のある人の心はやはり打つだろうと思う。同時上映の「tokyoレンダリング詩集」も相田みつをとかに反吐が出そうに辟易してる人にもすすめたい現在を生きているリアルな言葉と映像で悪くない。動画とかデジタル映像をいかに表現するかとかちょうど考えてもいたので、参考にもなるしなかなかよい時間を過ごせた。こういうのに共感する人って結構好きだな。それにしてもこういうスナップ的な映像というのは今となってはまともに撮れないだろうと思うんだけれど、ほんとろくな時代じゃねーよ。
-
週末は長野の某所へ撮影がてら遠征したいと思ってるけど、どうなるかは不明かな・・・？
-
今年の梅雨はなんだかとても梅雨らしいというか、豪雨の所もあるみたいだけれど連日しとしとと降りてきていて不快なんだよね。自転車も何故かパンクとかして週末まで乗れそうもないって事で行動半径縮小してる。でも週末からはツールドフランスが開幕。今年はロードブームらしくて放送も増えてるから見る機会も増えると思うんだけれど、自転車選手のタフネスにはほんと恐れ入りマス。あちこちのレースの放送が増えるときついレース繰り返してるのが分かるよね。新城くんと別府フミくんにはなんとか完走と名前の残る活躍を期待したいっすね。
-
幼児ポルノ規制やら埼玉県知事の国歌斉唱の話とかも気になるけれど、自分で調べてみてね。根っこにあるのは極近い勢力ではあるとは思うんだけれど、あがけばあがくほどその姿が見え始めてくる。この国のバランス感覚というか保守性というのはぎりぎりの状態で現れる。そして６０年前はそれは非常に凶暴性をもっていた。そういう方向にもっていってはいけなかったのだが・・・。