仕事での電車移動用に最近スマッシュヒットしてた書籍を
いくつか購入。傾向としては読みやすいね。

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

この人の本は「団塊世代を総括する」もそうなんだけれど
どうもデータを都合良く解釈する傾向があるみたいで・・
結構面白いけどさ。一側面はついていると思う。マーケテ
ィングの意味付けの参考にはなるって感じ。
団塊の世代のアンケートで起業志向比率が15%らしいけ
ど、この作者は結構悔しがってるかもしれないなあ・・笑)))

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

ちょこっと読んだだけだけど、さすがベストセラーな面白
さ会計こそ資本主義社会そのもの!ミクロなところがいい。

海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス

糸井重里は基本的に嫌いなんだけど、「脳」の本はいつも
本当に興味深いし、面白い。最近よく本を読むから、オレ
の海馬は(多分)まあまあ調子いい!
精神医学とかも好きだけれど、人間の脳が行う無意識の判断
や思考というのは実に美しいし、不思議なモノだ。最近いろ
いろいやな事件も多いけれど、脳の事を知ると凄くよく分っ
てくる。人間はコミュニケーションの生き物だ。全てはそこ
にある。インナースペース探求の為の医療というのは今一番
面白い。「メメント」みたいな病気がほんとうにあるなんて
にわかには信じられないけれど、単に海馬の機能を失っただ
けとは・・いやいや・・。
現実さえも脳の中で処理された情報でしかない。多くの共有
情報だけで、本物であると理解しているだけだ。いや全く芸
術的。

まさに現在の予言者PFドラッカーが鬼籍。経済だけでない視
点の豊かさや、深い洞察。関連付けが30代以降の脳の最大
の能力だそうだけれど、この人は最高だった。人類の貴重な
頭脳を失った様な・・・。